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ほやけん
詞/曲 もげさく彗太
愛想笑いに疲れて
ふらりふらりふらふらあの町へ
どしてこがい安らぐものか
生まれ故郷の風が吹く
がいな顔してもんてきて
どがいしたんぜ ゆーとーみ
突っ立とらんとそこ座って
みかんあるけん食べさいや
ほやけん、
見慣れたはずの景色が
よいよ綺麗に見えた
ほやけん、
変わらんはずの夕陽が
よいよ綺麗に見えた
ほやけん
狭い部屋から出てきたもんやけん
がらんがらんがらがら体に余る
都会よりぬくいな上着もいらんし
生まれ故郷はよー寝れる
なんぞお前ら変わっとらんが
なんしよったか聴かしてや
ずーっと話して腹が減ったら
みかんあるけん食べよーか
ほやけん、
変わらんとある空気が
からだ奥に沁みてく
ほやけん、
見慣れたお前らの顔が
こころ奥に沁みてく
あの日の店がひとつ、ふたつとのぉなって
知らんでかいビルが建ちよる
あの帰り道を歩いてみたんよ
ほしたら
次の休みにはもんてくるけんね
寂しがらんとおりさいよ
遠ざかっていく見慣れたあの山が
よいよ綺麗に見えた
ほやけん
狭い部屋に帰って見た写真は
いつも通った帰り道
ほやけん、
オレンジ色の写真を見よると
当たり前の重さに気がついた
ほやけん
ほやけん
*こがいに =こんなに
*がいな =ひどい
*どがいしたんぜ =どうしたの?
*ゆーとーみ =言ってみなさい
*よいよ =めちゃくちゃ
*のぉなって =無くなって
*ほしたら =それじゃあ
*もんてくる =帰る
*ほやけん =だから
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